「そう。お前は、これからみんなで一家団結しよー!っていう時に、お前らのことが気に入らないやつに、あなたは凄いとか、喧嘩した時もあなただけが活躍してたとか、あなたは一家の中でも特に優秀だとか、これお近づきのしるしです貰ってくださいとか、ひとりだけ褒めちぎられた上に高いもんまでおごってもらった訳。
普通、他人にそんなことされたら嬉しいじゃん?案の定お前は舞い上がったわけ。
なまじ、俺活躍したしね!このくらい他人にチヤホヤされて当然だよね!っていう、自負もあったからなおさら。
そうしたらね、お前の兄貴がそれを見て、弟のくせに気に入らねぇ。って思ったのね」
「兄貴ひでぇな。俺の人気に嫉妬するなよ」
「ちげーよ。俺じゃねーよ」
「第三者はまさしく、一致団結しようとしてるお前らの不和をもくろんだのね。案の定、お前と兄貴は仲たがいを起こして、お前は兄貴に切り捨てられて、遠い地に逃げ延びたけど追い詰められて、殺されちゃうんだよ」
「兄貴ひでぇな……」
「だーかーらー」
「っていうのが、更に、教科書で言うとここから此処までの範囲になるよ」
「なんていうか、ざっくり聞いてると昼ドラみたいっすね」
「そうだよ?歴史なんて超大作の昼ドラみたいなものだよ。
ちなみに、さっき言ったようなことを、どこの時代でもえんえんと繰り返してるから、なんとかの乱だの事変だの戦争だのって名前ついた戦争が出てきたら、こいつら、親族同士、もしくは仲の悪い家同士がぷっつんして喧嘩したから、戦争が起こったんだーって考えると、理解しやすいよ」
「ははー……なるほど」
「あと、どうしても教科書じゃイメージしにくいっていうなら、図書館行って歴史の漫画読んでくるといいよ。あっちのほうが教科書から読解するより数倍分かりやすいから」
「うっす。借りてきます」
「勉強してる時代の中で、なにが起こってるか分かるようになれば、単語とかも暗記しやすくなるから。とりあえず暗記するのはおいておいて、まずは内容の理解を重視してね。
まあ、図書館は明日行くとして、今日はとりあえず教科書何回も読み直しなよ。ここでなにが起きてるのか分かんない。っていうのが出たら教えて。そこの解説してあげる」
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